日の出紫苑

2010/04/28更新

日の出紫苑 各課の取組み


日の出紫苑では、各課が主体となって様々な取組みが行われています。その中の一例を各課ごとにご紹介いたします。
1 介護課
2 医務課
3 給食課
4 営業課
5 総務課




1 介護課の取組み

 日の出紫苑介護課では、他部署(医務課、営業課など)と連携して、ご利用者が安心・安全で自立に向けた生活ができるよう日常の支援をさせて頂いております。
 ケアプランに基づいたサービス提供を行ないながら、ご利用者に接する介護職員の「気付き」を基にしたショートカンファレンスを毎日実施し、ご利用者一人一人のその時の状態に適した日常の支援を行っております。また定期的に見直されるケアプランに関しても、ご利用者ごとの担当職員が一ヶ月ごとに評価を行い、常にご利用者に最適なサービスの検討と提供を行っております。
 一方、施設内で起こってしまった事故に対しては、介護職員間での対応策検討に加えて、ISO9000に基づき、上級リスクマネージャーによる事故分析と再発予防策の実施を行っております。

 特に認知症の方が多い当施設では、認知症ケアへの取組みが重要となります。様々な認知症ケアが試みられておりますが、年余にわたり続けられ、確実な手ごたえを感じているものとして、今回は@お出かけデイサービス、A園芸療法を挙げさせていただきます。

@お出かけデイサービス
 日の出紫苑におけるお出かけデイサービスとは、施設に入所している要介護の利用者が、通常の民家(だんらん)におもむいて日常生活を再構成するケア方法です。6名の利用者と職員が、一緒に炊事、掃除等、自宅にいた時と同じ自立生活を営みます。
 日の出紫苑はバリアフリーであり、段差がありません。扉も軽く開けられます。トイレも広く高齢者や障害者用に作られいます。しかし一般民家は、階段はあたりまえ。扉もドアで、トイレも狭い。ご利用者がそのような環境の中に身をおくことで、失われていた感覚を取り戻す試みを行っております。
 特に、認知症高齢者にとっては「施設」とは違う「家」で日常を過ごす事が、精神的な落ち着きやご本人の意欲向上に大きな効果を発揮しています。

A園芸療法
 日の出紫苑における園芸療法とは、園芸を通じての心身の健康の維持・促進を図り、QOLの向上を助けていくものと捕らえています。植物の育成を通して、不安や緊張感の軽減を図り、 達成感、充足感、対人交流の促進などを目的としています。
 また、利用者自ら野菜等の種をまき、水をやり、収穫でき、しかもその場で調理(もしくは厨房で調理)して食べることが利用者の楽しみの1つとなっております。

 介護の分野では、エビデンスに基づいたケア方法論が未だ十分に整備されている訳ではなく、試行錯誤が繰り返されています。過去の成功例、失敗例を確実に共有化し、同じ失敗を繰り返さないシステムが必要となります。
 そこで介護課では東京都の補助金をいただき、先駆的取組みとして、平成21年度より定期的な部署内研修に加え、一人の有資格職員が他の一人の職員を1年間という期間をかけて継続的に研修・指導・育成するという研修制度を導入致しました(チャイルド制度)。職員個々、さらに職員全体のレベルアップを確実に行うことで、ご利用者一人一人に満足して頂けるサービスの提供を行います。

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2 医務課の取組み

 日の出紫苑医務課では、他部署(介護課、営業課など)と連携して、ご利用者が安心、安全な生活ができるよう健康状態を把握し、お世話させて頂いております。
 担当医に毎日メールにて報告、連絡、相談をして、状態不良時は早めに受診をし、病状の悪化を予防しております。
 看護師の他、あん摩はりきゅうマッサージ師をスタッフに加え、機能回復訓練や、疼痛の緩和にも力をいれて、ご利用者の不安除去に努めております。
 また、法人内の他事業所の医療相談や助言も行っており、法人全体の医療専門者として業務しております。特に感染症の予防対策では、非常に高い評価を内外からいただいており、昨年(H21年)の感染性胃腸炎や新型インフルエンザ対策などではすばらしい成果を挙げております。
 また、介護課と協力して褥瘡予防にも力を入れており、難治性と診断された褥瘡の回復例も多数有しています。

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3 給食課の取組み

1.おいしくて安全な食事の提供を基本方針としています。
日々の研究と努力で、利用者様に豊かな食生活を送っていただけるよう支援しています。
また、愛情という調味料を注ぎ入れ、衛生管理を徹底し、心を込めた安心・安全な食事を提供しています。

2.月間行事
誕生会・ホーム喫茶・クッキング教室・おやつの屋台を月間行事として取組んでいます。
中でも、おやつの屋台の取り組みは第3者評価からも高い評価を得ています。
また、2005年度には、認知症ケア学会で「食を介した高齢者福祉施設における社会性の形成に関する研究」を発表し、石崎賞を受賞しました。
食は奥が深く、人を集めます。

3.年間行事
納涼祭・敬老会・クリスマス・餅つきと、厨房職員は、食事面から、季節を感じていただけるよう様々な工夫を凝らし、非日常生活(いつもと違う何かのある生活)を盛り上げています。
また、餅つきは、他事業所からの引っ張りだこで、櫻灯会の各事業所に出向き、各々の地域の方に年越しの雰囲気を演出しています。

以上、給食課の大きな取組みをご報告いたします。
それぞれの背景には「利用者様の笑顔が見たい」そう思う一心で構築してきました。
今後も、櫻灯会だからできる、日の出紫苑だから出来る、給食課における取組みを継続し、また、内容を充実させていき、利用者様の暮らしを「食」で支援していきたいと思っております。

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4 営業課の取組み

 日の出紫苑営業課では、施設における皆様の窓口として業務を行っております。

1.ご利用を決定するまでの調査、判定に係る業務を行っています。
2.ご入所に際し、契約書に基づき利用料金等のご説明をしております。
3.ご利用者の心身の状況やご希望等の的確な把握に努め、安心してご利用いただけるようご相談に応じるとともに、必要な助言や援助を行っています。
4.ご利用にあたり、必要な行政機関等に対する手続きを代行しております。
5.ご利用者とご家族、さらには地域の皆様との交流の機会を確保できるよう努めています。
6.様々な苦情に対応しております。

 日の出紫苑営業課は、皆様の橋渡し役として、迅速、的確、誠実に対応するよう日々努力しております。

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5 総務課の取組み

日の出紫苑総務課では、法令にのっとった管理業務等を行っています。

・具体的に行なっている業務

1.日の出紫苑に係る介護保険請求事務
2.ご利用者の預かり金管理とその経過に関して、ご家族への3ヶ月に一度の収支状況報告業務。
3.法令順守に従った業務の法的手続き。
4.社会福祉法人櫻灯会全体における雇用・勤怠・給与に関する業務。
5.経理規定に沿った業者との契約書の作成。
6.業務上の取引時に発生する会計業務。
7.社員に関しての労務管理。
8.送迎業務と用具の修繕又施設の設備管理。

 以上が日の出紫苑総務課の主な業務となっております。ミスが許されないものが多く、正確性が求められます。総務課一同は直接介護にたずさわることは少ないですが、業務の効率化・従業員のバックアップをすることで、ご利用者とご家族に安心して当施設をご利用していただけますよう努めていきたいと考えております。
 今後とも宜しくお願い致します。

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